【インビザライン】歯列矯正のゴムかけってどういう意味があるの?サボるとどうなる?

インビザライン tooth

こんにちは!竹花みさとです。

歯列矯正中に、歯科医から「ゴムかけ」の指示をされることがあります。

ゴムかけとは歯列矯正中に噛み合わせや歯並びの細かい調整をしたり、歯を移動させたりするために行う治療です。

今回はゴムかけの必要性やサボるとどうなってしまうのか、実際にゴムかけを始めた私の感想などもご紹介していきましょう。

目次

ゴムかけはどうして必要なの?

ゴムかけをすることによって劇的に歯並びが変わる人は少ないので、「どうしてゴムかけが必要なの?」という疑問を抱く方もいらっしゃるかもしれません。

まずはゴムかけの必要性や、ゴムかけの種類について解説してきましょう。

ゴムかけとは

そもそもゴムかけとは、歯と歯の間にゴムをかけて噛み合わせを整えたり、歯を移動させたりする装置のことです。

一般的に、上下の歯にまたがってゴムをかけることが多い治療方法です。

矯正器具についているフックにゴムをかける場合もあれば、ご自身の歯にフックやボタンを取り付けてそこにゴムをかけることもあります。

また、開始時期も人それぞれであり、比較的早い段階からゴムかけを開始する人、治療終盤で噛み合わせを整えるためにゴムかけを開始する人などさまざまです。

ゴムかけはインビザライン矯正だけでなく、ワイヤー矯正にもよく使用されています。

ゴムかけの種類

ゴムかけにはいくつかの種類があり、その人自身の歯並びによって、あるいは治療方針などによって決定されます。

Ⅱ級ゴム

Ⅱ級ゴムは、上の犬歯付近の歯と下の第一臼歯付近の歯にフックをかけます。

主に出っ歯といわれる上顎前突の治療に使用されることが多いです。

Instagramなどを見ていると、こちらのⅡ級ゴムの掛け方をされている方が最も多いように感じました。

Ⅲ級ゴム

Ⅲ級ゴムはⅡ級ゴムのちょうど逆バージョンのように、上の第一臼歯付近の歯と下の犬歯付近の歯にフックをかけるタイプのゴムかけです。

こちらは一般的に受け口といわれる反対咬合下顎前突の場合によく使用されています。

クロスゴム

クロスゴムは左右のかみ合わせがずれている場合に使用されます。

一般的にはシザーバイトクロスバイトと呼ばれる咬合を改善するためにクロスゴムが用いられます。

上の歯の表側と下の歯の裏側のフックにゴムをかけて装着しますが、慣れるまではゴムかけをするのが難しかったり、時間がかかってしまったりする方も多いようです。

垂直ゴム

垂直ゴムは、上下の同じ歯(第一臼歯同士など)にゴムをかけることで、上下のかみ合わせを調整する方法です。

こちらはある程度歯の移動が終わって、最終的な噛み合わせを調整する際に行っている方が多い印象です。

ゴムかけの必要性

上記のように、ゴムかけにはさまざまな種類があることが分かりました。

Ⅱ級ゴムは上の歯を後ろに引っ張る力が働くので上顎前突の改善に向いていますし、Ⅲ級ゴムの場合は下の歯を後ろに引っ張る力が働くので下顎前突の改善に向いています。

クロスゴム、垂直ゴムは主に噛み合わせを調整する目的がありますよね。

一見地味で効果が薄いように見える治療かもしれませんが、ゴムかけによって歯はしっかりと動いています

そのため、ゴムかけも矯正器具の装着と同様、非常に大きな意味を持つ治療法といえるでしょう。

ゴムかけをさぼるとどうなる?

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ゴムかけは食事や歯磨きの際には外すため、基本的には自分自身で行う必要がある治療方法です。

また、噛み合わせを調整する場合は歯の動きがあまり見えず、「本当に意味があるの?」と思ってしまうかもしれません。

もしも治療中にゴムかけをサボってしまうとどうなるのでしょうか。

治療が進まない

一見地味に見えるゴムかけですが、実は矯正装置と同じくらい大切な役割を果たしています。

矯正装置だけでは動かしきれない歯の移動も、ゴムかけをすることによって可能になる場合もあります。

そのため、ゴムかけをサボってしまうと当然歯の動きも止まってしまい、治療が進まなくなります。

治療期間が伸びる

歯の動きが止まるということは、当然治療期間が伸びます

結局ゴムかけをしなければいけないことに変わりはないので、それなら最初からサボらずにゴムかけをしたほうが結果的に早く治療を終えることができますよ。

仕上がりが変わってしまう

例えば上顎前突でⅡ級ゴムをさぼってしまうと、突出した歯が収まらずに出っ歯のままで仕上がってしまう可能性があります。

もちろんそこで治療を終了する歯科医は少ないと思いますが、矯正の契約内容によって「マウスピースは○個まで」と決まっている場合、継続するためにさらにお金がかかってしまうことも。

時間もお金も損しないために、サボらずゴムかけを行いましょう。

ゴムかけを開始した感想

口元

ここでは私がゴムかけを開始した際の感想についてご紹介します。

私はⅡ級ゴムで、インビザライン開始時から比較的と早めの段階でスタートしています。

(マウスピース66枚中12枚目から)

ゴムかけの痛みは?

ゴムかけを開始してから1週間ほど経ちましたが、初日から特に痛みはありませんでした

たまに「引っ張られている歯が痛い」「歯がぐらぐらする感覚がある」という方もいらっしゃるようですが、私の場合は歯と歯の間にあまり隙間がないためか?特に痛みは感じませんでした。

装着は面倒?

外すタイミングもつけるタイミングもマウスピースと一緒なので、ちょっとだけ行程が増えたと感じるくらいです。

ただ、加速矯正装置(オルソパルス)を使用する際はいったんゴムかけを外さないと装置が口に入らないので、その点だけは少し面倒かなと思います。

話しづらさや見た目は気になる?

ゴムかけによる話しづらさは特に感じません

マウスピースによる話しづらさは未だに感じていて、滑舌が悪いな~と思いますがしかたないですね。

私は上の4番と下の6番にゴムをかけているので、普通に笑っても全然目立ちません。

特に今はマスクなので、本当にこのコロナ禍で矯正を開始したのは正解だったなと思っています。

ゴムかけは矯正装置と同じくらい大切

笑顔

今回はゴムかけの必要性や種類、実際に装着した感想についてご紹介しました。

ゴムかけは一見地味に見えますが、矯正装置を装着することと同じくらい大切な治療です。

ゴムかけをサボってしまうと治療期間が伸びたり、思った通りの仕上がりにならなかったりするため、サボったり忘れたりしないように気を付けましょう。

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