こんにちは!竹花みさとです。
20歳前後になると生えてくる人が多い親知らず。
まっすぐ生えていて支障がないなら抜歯の必要もないのですが、斜めや真横に生えてきたり、磨きづらくて虫歯になってしまったりする場合は抜歯を勧められることがあります。
「親知らずを抜歯するか迷っている…」「痛そうで怖い…」という方々のために、実際に親知らずを抜歯した私の体験談をご紹介します。
目次
親知らず抜歯までの経緯
私には親知らずが上下左右の計4本生えていました。
20歳くらいのときにまずは左上の親知らずを抜歯。
それから24歳になって下2本を抜歯しました。
時系列順にその経緯をご紹介します。
左上の親知らず抜歯
20歳くらいになって、まずは左上の親知らずが徐々に歯ぐきからまっすぐ顔を出してきました。
痛みなどは特になかったのですが、磨きづらいのが気になっていて念のためは医者へ行くと、その親知らずに小さな虫歯ができているとのこと。
「今日抜いていきますか?」とさらっと言われ、すぐにできるということはそこまで大変な手術でもないんだろうなと感じたので、特に恐怖心もなく当日抜歯を行うことにしました。
まっすぐ生えていたことと、比較的抜歯しやすい上の親知らずだったこともあり、20分くらいで手術は終わりました。
手術中は麻酔が効いていたためもちろん痛みはなく、麻酔が切れた後もほぼ痛みは感じませんでした。
念のため痛み止めも処方されましたが、服用することはなかったです。
左上の親知らず抜歯後の経過
その後の経過も良好で、生活にもほぼ支障はありませんでした。
親知らずが生えていた箇所にぽっかり穴が開くので、食事のたびに食べ物が詰まるのは少々気になりました。
ただ、強めにうがいをすればすぐ取れるので特に問題もなかったです。
その穴も1ヶ月~2か月くらいすると完全にふさがったので、抜歯してよかったと思っています。
下2本の親知らずを抜くまで
それからしばらくは医者には通っていなかったのですが、23歳くらいから睡眠時の歯ぎしりがひどくなってきたため久々に歯医者へ行くことにしました。
ここで再度レントゲンを撮影し、親知らずが残り3本あることが分かります。
しばらく歯ぎしりの治療を続けていましたが、なかなか良くならず「歯並びに問題があるのでは?」という話になります。
もともと歯並びや噛み合わせはあまり良くないほうなので、これを機に歯列矯正してみてもいいかなと思ったのですが、なかなか決めきれずにいました。
歯列矯正の相談に2件ほど行き、その2件目でマウスピース矯正の開始を決断します。
(歯列矯正や歯ぎしりについては、また別の記事に投稿します)
そこで「歯列矯正を開始する前に、下2本の親知らずは抜歯したほうが良い」と歯医者さんから勧められたので、抜歯をすることになりました。
親知らず抜歯まで流れ
私の場合は下2本ともまっすぐではなく斜め気味に生えていたため、大学病院に紹介していただいて抜歯してもらうことになりました。
ここでは大学病院での相談~抜歯までの流れをご紹介します。
①レントゲンを見ながら歯科医師と抜歯の相談
まずは大学病院でレントゲンを撮影し、それを見ながら抜歯の相談を行います。
斜めに生えているので今後別の歯に影響を及ぼす可能性があること、親知らずが神経に近いためしばらく感覚がマヒする可能性があることなどを説明していただき、抜歯を決めたら連絡ください、とのことで1回目の通院は終了しました。
最初に来院したのは2020年1月頃でしたが、そのときはまだ2本とも歯ぐきの下にいて歯列矯正も決断していなかったため、ここからかなり時間が空いてしまうことになります。
②親知らず抜歯決定後の確認
私が親知らず抜歯を決めたのは2020年9月頃。
大学病院に連絡をして、再度来院します。
既に抜歯の意思を固めていたため、この回では抜歯の形式や入院の有無などを相談します。
1本ずつ抜くこともできましたが、どうせならと思って2本同時に抜歯を行うことに。
完全に意識がなくなる全身麻酔と、少しぼーっとするような静脈麻酔を選ぶことができました。
全身麻酔だと入院必須ですが、静脈麻酔の場合は条件付きで日帰りも可能だったのでそちらを選択しました。
ただ抜歯への恐怖心が強い方は、全身麻酔をおすすめします。
手術日は2020年11月に決定し、事前検査(後述)はその2週間前に行うとのことでした。
③事前検査
抜歯手術を行う前に事前検査が必要とのことで、手術日の2週間前に来院します。
この検査では現在服用している薬を確認したり、体調や体質を確認したりします。
こちらは麻酔科の先生が検査等を進めてくださったので、麻酔をするうえで必要な検査のようでした。
私は体調やバイタルも特に問題なかったため、予定通り手術を行うことが決まりました。
親知らず抜歯手術当日
いよいよ抜歯当日です。
私は13時からの手術だったので、当日の0時から絶食、10時からは絶飲食(水もNG)でした。
①体調などの最終確認
病院に到着すると、まずは看護師さんが問診や検温などの体調確認を行ってくれます。
新型コロナウイルス流行中だったので、検温や体調確認はいつもより念入りだったのかもしれません。
②着替えなどの準備
上だけ手術着に着替え、金属が含まれる衣服を脱ぎ、うがいなどの最終準備を行います。
いよいよ手術室に入り、時間ぴったりに手術開始です。
③手術中
静脈麻酔はぼーっとしたり眠たくなったりすると聞いていましたが、効きかたには個人差があるようです。
眠れる方もいらっしゃいますが、私は比較的意識が鮮明だったと思います。
麻酔をしているので全く痛みはなく、恐怖心も薄いほうだったので特に問題なく終了しました。
施術も上手な先生だったようで、予定よりも早めに終了しました。
傷口は糸で縫われているので、1週間後に抜糸を行います。
④手術後
手術後は1時間~2時間ほどベッドの上で安静にします。
看護師さんがときどき様子を見にきてくださいました。
まだ麻酔が効いているのであまりうまく喋れず、不思議な感じでした。
⑤帰宅
静脈麻酔手術後に日帰りするためには、迎えに来てくれる人が必要です。
仕事終わりの夫に迎えにきてもらい、17時くらいに病院を出ることができました。
この頃になると麻酔が切れてきて、痛みが出てきます。
私はこのときがいちばん痛かったです。
処方された薬を薬局で受け取り、すぐに痛み止めを飲むとかなり和らぎました。
帰宅してからはゼリー状の栄養飲料を飲み、その日は入浴NGなのでそのまま就寝しました。
親知らず抜歯後の痛みや経過
それでは次の日からの食事や痛みの様子をご説明していきます。
親知らず抜歯後1日目~3日目
当日はすぐに就寝しましたが、午前1時頃に痛みで起床しました。
痛み止めを飲むとすぐに良くなったので、再度就寝。
朝起床して、初めての食事をします。
口をあまり大きく開けられないことと、噛むと痛みがあることから流動食しか食べられません。
また、おかゆなどの粒状のものも抜歯窩に詰まるのが怖くて食べられませんでした。
食事はペースト状のものか液体のみ。
3食後の痛み止めと抗生物質に加え、痛みが激しくなったら痛み止め(ロキソニン)を追加で飲んでいました。
強くうがいをしてしまうと血餅(けっぺい)という傷口をふさぐカサブタのようなものが取れてしまうので、ゆっくり丁寧にうがいをします。
歯磨きは奥のほうは避けて行っていました。
入浴は抜歯後1日目から可能ですが、念のためこの3日間はシャワーだけにしました。
親知らず抜歯後4~6日目
抗生物質と毎食後の痛み止めは3日分だったので、この2つの薬の服用は終了です。
痛みもだいぶ良くなり、1日に1~2回ロキソニンを飲むか飲まないかぐらいで大丈夫になりました。
また、傷口もだいぶふさがったのでおかゆなども食べられるようになります。
やはりペースト状のものや液体だけだと物足りないので、お豆腐や柔らかいハンバーグをなどを食べていました。
口も開けらるようになってきたので、抜歯窩は避けつつもしっかり歯磨きできるように。
湯船に浸かる入浴も再開します。
親知らず抜歯後7日後
1週間経過したので、抜糸のため大学病院へ向かいます。
先生に見ていただいたところ、きれいに治っています!とのこと。
抜糸ははさみで糸を切断するので、傷口に当たるとチクチクと痛みがありますがそこまでの痛みではありません。
経過を見るために3週間後にまた来てください、とのことでこの日は終了です。
抜糸をすると口も開けやすくなったため、ここから徐々に普段通りの食事に戻していきました。
親知らず抜歯後3週間
すっかり痛みもなく、食事も通常に戻ります。
もう抜歯前とほぼ同じ生活ができるようになりました。
経過観察のため大学病院へ行くと、順調に治癒しているとのことでした。
痛みもなくなり傷もほぼ治癒したため、これにて通院は終了となります。
親知らず抜歯後3週間~現在
傷は完全に治癒しました。
痛みも全くありません。
ただ、抜歯窩に穴が開いていて食べ物が詰まるので洗浄が必要です。
↓こういったアイテムがあると非常に便利です。
現在抜歯後2ヶ月ほどですが、穴が完全にふさがるには3ヶ月~6か月、長い方は1年くらいかかる場合もあるそうです。
まとめ
今回は親知らず抜歯の流れやその後の様子などについてご紹介しました。
親知らず抜歯の際にあってよかったアイテムや食事、歯ぎしりや歯列矯正などについても今後また記事を投稿したいと思っています。
親知らず抜歯を迷っている方や、抜歯を控えている方の参考になりましたら幸いです。
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